いつだって恋は雨模様

部活が終わって、真っ先に雫のもとに向かった。

「風花ー!!」

私を見つけると、大きく手をふって笑ってくれた。

ほんと、可愛すぎるよ

われながら鼻が高かったりする

そう思っていると、さっきまでニコニコしていた笑顔が一瞬にしてすっと消える。

重々しい空気感のなかで、椅子に腰をおろした。

「雫、話って?」

「....私、好きな人ができたんだ。

この事を一番に伝えたくて、風花に」

驚いた。

雫は、恋とかはしないタイプだと思っていたから、ビックリした。

「だっ、誰...?」

「...博人(ひろと)」

夢崎 博人(ゆめさきひろと)

私たちと同じクラスで、

雫と同じ空手部なんだ。

正直言うと、1年生では、

奏十くんの次にカッコいいんじゃないかなと思っている。

「ダメ...かな?博人じゃ。

やっぱりみる目ある風花に聞きたくて」

「...いいと思うよ!

いい人だし、強いし。あ、雫の方が強いか」

そんなことを話し合いながら、残っていたタピオカジュースを飲み干した。