夏妃と学校で話して以来。 志保とは距離を置くようになった。 あれから夏妃は俺の部屋によく来ては 親父の愚痴をこぼしたり、 時にはキスをしたり、 体を求めることもあった。 だけど昔のようにときめかない。 俺の心はいつでも冷酷だった。 でも、俺はこれが大人になると言うことか と勘違いをしていた。