その瞳がやけに寂しそうで、俺の心臓がドクン、と跳ね上がった。 「な、に?」 掠れた声が出た。 室内の静寂に耳がおかしくなりそう。 自分の鼓動に耳を塞ぎたくなった。 「もう……」 小さく颯人が声をもらした。 黒い瞳を俺から逸らすことなく、口を開く。 「もう、俺のこと……嫌いに、なった?」