颯人の冷たい視線が俺の手に落ちる。 「……触るなって言ったの、忘れた?」 「覚えてる……けど…」 「けど、なんだ?」 「……離さない」 目の前で冷たい顔を見せる颯人を見ていたら、俺のなかからまた声が聞こえた気が、した。