「……った、のか?」 声を出したつもりなのに、掠れた。 喉がカラカラだ。 「え?なに、聞こえない」 わざとらしく耳に手をやって、首を傾げる颯人の表情は俺を嘲る笑みを浮かべている。 グッ、と拳を握り締め、俺は唇を噛んでいた。 そしてもう一度。 「…俺を……カラかった、のかよ…?」 絞り出すように、それだけ言うのが精一杯だ。