頬に颯人の柔らかい髪がさらさらとあたって、気持ちいい。 暖かい。 颯人の体温が伝わってきた。 その暖かさを手放したくなくて、思わず腕に力が入る。 「ちょっ、螢!…はな、せよっ!!」 颯人の両手が俺の胸を押し返した。 その瞬間。 ひやり。 二人の間を冷えた風が通り抜けた…。