自分と同じ制服…。 でも見たことない顔だった。 ゆるやかな風が通り抜ける公園で、男子高校生が一人、ブランコに座ってるなんて。 (なんか…青春の1ページ、みたいじゃん?) 艶のある黒い髪がサラサラと風に揺れている。 地面を見つめる瞳は虚ろ。薄い唇は何の感情も浮かんでない。ただ真一文字。 キレイな顔だった。 オレの周りにいる友達とは似ても似つかない雰囲気をまとっていた。 オレが見つめている視線に気づいたのか、ソイツは不意にこっちを見た。