「よーし、部活やってくっかな!見ててよ、カッコイイとこ見せてあげる」
あたしの頭にポンっとタオルを乗せて、グラウンドへと走っていった。
柊くんの家で使っている柔軟剤の香り。
柊くんの昔から変わらない香り。
そんな香りがこんなに近くで感じられて、ドキドキ.......ドキドキとあたしの胸は高鳴っている。
前を見れば、同じ部活の同級生とじゃれ合いながらストレッチをしている姿。
いままで、柊くんの彼女が来ているからと部活の最中にグラウンドに近づくことはしないようにしていた。
「こうして、なっちゃんに野球やってるとこ見られるのすごい久しぶりだね」
あたしの横に置いてあるグローブを取りに来て、ニコッと笑う。
「ほんとだね、何年ぶりって感じ」
「幻滅されないようにしなきゃー」
そのままグローブをはめて、同級生とキャッチボールをしに走る。
「幻滅なんて.......できるわけもないよ」
いつだって、柊くんはあたしにとって一番カッコイイんだから。
たとえ、キャッチボールで球が取れない瞬間があったとしても。
きっと、それすらもカッコイイんだから。
あたしの頭にポンっとタオルを乗せて、グラウンドへと走っていった。
柊くんの家で使っている柔軟剤の香り。
柊くんの昔から変わらない香り。
そんな香りがこんなに近くで感じられて、ドキドキ.......ドキドキとあたしの胸は高鳴っている。
前を見れば、同じ部活の同級生とじゃれ合いながらストレッチをしている姿。
いままで、柊くんの彼女が来ているからと部活の最中にグラウンドに近づくことはしないようにしていた。
「こうして、なっちゃんに野球やってるとこ見られるのすごい久しぶりだね」
あたしの横に置いてあるグローブを取りに来て、ニコッと笑う。
「ほんとだね、何年ぶりって感じ」
「幻滅されないようにしなきゃー」
そのままグローブをはめて、同級生とキャッチボールをしに走る。
「幻滅なんて.......できるわけもないよ」
いつだって、柊くんはあたしにとって一番カッコイイんだから。
たとえ、キャッチボールで球が取れない瞬間があったとしても。
きっと、それすらもカッコイイんだから。