次の日。

いわゆる離婚調停中の彼女がいると聞いたのに電話をかけてしまった。

プルル…

《果歩どうしたの?》

《話したいなって思っちゃって》

《可愛いな~》
なんて言って笑う隼也くんがいた。

部屋のスピーカーから流れてる歌が
あたしの好きな曲だった。

《その曲あたしも好き》

《いいセンスしてんじゃん!趣味合うな!》

《ほんとだね。なんかうれしいよ》

2時間も無駄話をした。

《初めてあった時ほんとにかっこいいとおもった。でもきっと歳上なんだろうなってちょっと思ったら、真斗くんとかが話しかけてたから同期なんだなって。》

会話の間にふいに言ってしまった。

《急にびっくりすんじゃん。実は俺も果歩の顔が整いすぎて俺より年上だと思ったよ》

《恥ずかしいじゃん》

なんて2人で笑った。

《そうだ。あのね、今週の金曜日サキと遊ぶの。そっちに行くと思う!》

《来週の金曜ってもう高校の入学式おわってるね。俺、推薦で北高校行くことになったから、部活はじまってるんだよな。》

《入学式、火曜だもんね。部活から残念か!
ちょっと会えると思ったんだけどな》

少しショックだった。

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火曜になった。

入学式も終わり、そのあと私は
恵美と優奈と遊ぶことになった。

「気になってる人できたんだよね。でも彼女持ちなんだよね」

「ええ、果歩が智也以外に!?びっくり」
2人は驚いたように言った。

智也とのことはこの2人には全部話していた。
だから余計びっくりしたんだとおもう。

「その人北高校でさ、遠いんだよね。地元もそこだし。」

「連絡はとってるの?」
と恵美が聞いてきた。

「毎日メッセージのやり取りして、
あたしから電話とかかけちゃうんだよね。
向こうには彼女が一応いるからかけてなんていえないし。」

「彼女とは上手くいってるの?」
と優奈がきいてきた。

「離婚調停中?らしい」

「彼女の顔見たいんだけど」
なんて恵美と優奈が言ってきたから、
写真投稿アプリで探ってみることにした。