途端に押し寄せてきたのは、大きな後悔。
本当なら今頃は、会社では見られないような穂積課長の姿を拝みながら楽しく飲めていたのかもしれないのに、私のせいで台無しだ。
課長だって、きっと私を誘ったことを後悔しているに違いない。
「あの、私──」
「青山さん」
続けて口にするはずだった『帰りますね』という台詞は、穂積課長の真剣な声に遮られてしまった。
気まずさを感じているのは私だけのようで、課長は普段と変わらない表情に見える。
「本当に、そんな人が現れないと思ってる?」
「今は想像できないです」
大きく頷いてしまいたかったけれど、さすがに二度も穂積課長の言葉を否定するのは申し訳なくて……。自分の中で精一杯和らげた表現で答えた。
すると、課長は私の瞳をじっと見つめ、黙り込んでしまった。
再び訪れた沈黙に、戸惑いと不安を抱いたけれど──。
「じゃあ、俺としてみるか?」
それから少しして、穂積課長は真っ直ぐな瞳で私を捉えたまま、ゆっくりとそう紡いだ。
本当なら今頃は、会社では見られないような穂積課長の姿を拝みながら楽しく飲めていたのかもしれないのに、私のせいで台無しだ。
課長だって、きっと私を誘ったことを後悔しているに違いない。
「あの、私──」
「青山さん」
続けて口にするはずだった『帰りますね』という台詞は、穂積課長の真剣な声に遮られてしまった。
気まずさを感じているのは私だけのようで、課長は普段と変わらない表情に見える。
「本当に、そんな人が現れないと思ってる?」
「今は想像できないです」
大きく頷いてしまいたかったけれど、さすがに二度も穂積課長の言葉を否定するのは申し訳なくて……。自分の中で精一杯和らげた表現で答えた。
すると、課長は私の瞳をじっと見つめ、黙り込んでしまった。
再び訪れた沈黙に、戸惑いと不安を抱いたけれど──。
「じゃあ、俺としてみるか?」
それから少しして、穂積課長は真っ直ぐな瞳で私を捉えたまま、ゆっくりとそう紡いだ。



