しん、と一瞬の沈黙が訪れる。
気まずいわけじゃないけれど、やけに真剣な面持ちの二宮くんが私をじっと見つめてくるから、どうすればいいのかわからなくなる。
「……だってさ。莉緒はどう思う?」
「え? 私……? えっと……」
明るい口調の多恵に話を振られて、目の前にいる彼の視線を感じながら少しだけ考えたあと、二人を交互に見てから「いいと思うな」と零した。
「私は平凡な人間だから、モテたことなんてないけど……。二宮くんみたいにモテるのに一途な人に想われる子は、きっとすごく幸せだよね。そういうの、素敵だと思う」
ちょっとドラマや漫画みたい、っていう言葉を口にするのはなんだか恥ずかしくて、心の中に留めておく。
だけど、そういうことも含めて、素直な気持ちだった。
「莉緒ちゃんって、擦れてないよね」
「え? そんなことないよ」
二宮くんからの不意の言葉になんとなくむず痒くなって、レモンサワーを飲んで視線を逸らしてみると、視界の片隅にいる彼がふわりと破顔した。
気まずいわけじゃないけれど、やけに真剣な面持ちの二宮くんが私をじっと見つめてくるから、どうすればいいのかわからなくなる。
「……だってさ。莉緒はどう思う?」
「え? 私……? えっと……」
明るい口調の多恵に話を振られて、目の前にいる彼の視線を感じながら少しだけ考えたあと、二人を交互に見てから「いいと思うな」と零した。
「私は平凡な人間だから、モテたことなんてないけど……。二宮くんみたいにモテるのに一途な人に想われる子は、きっとすごく幸せだよね。そういうの、素敵だと思う」
ちょっとドラマや漫画みたい、っていう言葉を口にするのはなんだか恥ずかしくて、心の中に留めておく。
だけど、そういうことも含めて、素直な気持ちだった。
「莉緒ちゃんって、擦れてないよね」
「え? そんなことないよ」
二宮くんからの不意の言葉になんとなくむず痒くなって、レモンサワーを飲んで視線を逸らしてみると、視界の片隅にいる彼がふわりと破顔した。



