黒少女

と私は返信しておいた。

菜緒も伊藤君も、みんなみんなバカばっかり。

私が信用できるのは、幸人だけよ。
私には幸人さえいればそれでいい。

私はスマホを閉じ、再び歩き出した。


一年後。

久しぶりに菜緒から連絡が来ていた。

『おはよう、実は話があるんだ』

『なに?』

『私、彼氏できたんだ』

彼氏?あの性格の悪い菜緒が?
何かの間違いでは…。

そう思ったとき、部屋にかけられていたカレンダーが目に入った。

ああ、そうか。

今日はエイプリルフールか。

去年の復讐をしようとでもいうのだろうか?
それにしてもつまらない嘘だなあ。