黒少女

部活後、私はまた菜緒と一緒に通学路を歩いていた。

私達は、お昼休みにあったことや、数学の小テストの話などで盛り上がった。

ある程度話題がなくなったところで、私は話を切り出した。

「菜緒、実は話があるんだけどさ」

「んー?なにー?」

「今朝、私が伊藤君とエッチしたって嘘ついたじゃない」

「うん、それが?」

「あれ、嘘じゃないんだよね~」

「……は?」

菜緒の顔が強張る。

「マジで言ってる?」

さっきまで楽しそうに話していた菜緒の声のトーンが低くなっている。

「マジだよ」

「あのさ、もっとマシな嘘つきなよ?
ていうか、エイプリルフールが午前中しか嘘ついちゃだめなんだよ?」

菜緒がそう言うので、私は親切に答えてあげた。

「うん、午後はネタバラシの時間なんだよね?
だから、ネタバラシだよ。

私、伊藤君とエッチした」