黒少女

「てか、玲菜ひどくない?
ちょっと浮気したって嘘ついただけで人間じゃないとか(笑)」

「だって、友達に浮気されたらそりゃ怒るに決まってるじゃん!」

「私、ちょっと傷ついたわー(笑)」

「私だって傷ついたよ(笑)」

「いやいや、道の真ん中で浮気したとか言っちゃう時点で嘘だってわかるでしょ?」

「わかんないよ!だって嘘の内容が衝撃的すぎるんだもん~!!」

菜緒と幸人が浮気だなんて、本当だったら耐えられなかったかもしれない。
だって、幸人は私の大本命なんだから。

「そういえば、エイプリルフールって午前中に嘘つかないとダメなんだっけ?
午後は嘘ついちゃダメなの?」

私は菜緒にたずねた。