黒少女

桃子は文句一つ言わず家事全般をやってくれた。

「賢君、洗濯機回しておいてくれる?」

「え、俺洗濯の仕方なんて知らないよ?」

「え、しょうがないなあ賢君は」

「えへへ、ごめんごめん」

「もう、賢君ってば私がいないとダメダメなんだから」

桃子の言う通りだった。

桃子がいないと俺は料理もできないし、掃除もできない、洗濯もできない。

俺にできることといえば、ギターを弾くこととバイトをすることだけ。

俺は、桃子なしでは生きていけなくなっていた。
桃子以外と一緒にいるなんて、考えられなかった。

罰ゲームから始まった関係だが、俺はそれほど桃子のことを愛していた。