黒少女

「ああ…最初のうちはな。
でも、俺…桃子のことが好きなんだ、本当に」

「え…わ、私のことはどうなるのよ!?」

「ごめん……俺達、別れよう」

「ひどい、ひどいよ、賢!」

リンは泣き出した。

「ごめん……」

「絶対に許さない!」

そう言って、リンはどこかへ行ってしまった。

「どうしたの?大田君」

背後で、細井の声がした。

「柳さんと、何かあったの?
柳さん、泣いていたみたいだけど…」

「いや、なんでもないよ。
なあ桃子、またギター聴いてくれるか?」

「うん、もちろんだよ!賢君」

そのまま桃子を付き合って、高校を卒業した。
大学進学後、俺は桃子と同棲することになった。