黒少女

「前からちょっとうざかったんだよね。
いい子ちゃんぶっちゃってさ。
話を盛り下げてくるし」

そんな、イオナまで…。

「いい気味だよねぇ」

ひどい、ひどいよみんな。

私のこと、嫌いだったのなら最初からそう言ってくれたらのよかったのに、どうして仲良いふりなんかしていたの?
どうして今更になって私を無視するようになったの?

私には、みんなしか心の拠り所がないのに。

もう、誰からも愛されていない私なんて…生きる価値がない。

私は、気付かれないように三人のあとをつけた。

駅のホームでも、三人は私の悪口で盛り上がっていた。

「移動教室のときもさ、面白かったよね」

「ああ、一人で涙目だったよね!
笑いこらえるのに必死だったわ〜」

サキエとミハルが盛り上がる中、一人イオナは真っ青な顔をしている。