「落ち着けクソアリス!何でそんなに動揺してんだよ!?」


そんな私の行動に驚きつつも三月ウサギは私の動きを止めるように私の肩を強引に両手で抑え、こう続けた。


「毎日同じ1日だろーが!驚く要素なんてないだろ!?」

「……は?」


何を言っているの?


三月ウサギの言っている意味がわからずただただ三月ウサギの顔を見つめる私。

そしてぐるぐるぐるぐる思考を巡らせた。


毎日同じ1日って何?


だけど私の頭ではただの疑問しか浮かばない。


「三月ウサギ、教えて。同じ1日の意味が私にはわからないの」

「は?」


私の言葉を聞いて今度は三月ウサギが先程の私と同じような表情になる。

が、少ししてから考える素振りを見せて、眉間にシワを寄せながら言葉を発し始めた。