「ぶへぇっ」




どのくらい落ちていたのかわからない。


だけど私がワクワク心を忘れて飽きるくらいには下に落ちていた。



そして油断していたらこれだ。



いつの間にかたどり着いていた部屋に私は見事に着地失敗をして床に叩きつけられていた。




我ながら恥ずかしい声を出してしまった。



コホンっと恥ずかしさを紛らわすために咳払いをして、体を起こす。




「あれ?」



服装が変わってる。



先程まで確かにパジャマだったのに今の私の服装はまるで絵本のアリスのような水色と白のワンピースだった。



こっ、コスプレだ。



嬉しいような恥ずかしいような何とも言えない気持ちになりながらもとりあえず周りを見渡す。