最後までお読みいただきありがとうございました。ここからは作者がこちらの作品について語りたいと思います。

ネタバレも含む内容となっております。


まず完結前から読者でいてくださった皆様、2年もお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
気長に待っていただけたこと、また最後まで読んでいただけたことに感謝の気持ちでいっぱいでございます。

2年も経ちますと文章も少し変化して読みづらい部分もあったのではないかと思います。今も昔もですが力不足な作者故ご容赦いただけますと幸いです。


作品のお話なのですが、このお話は私自身アリス系のお話が好きなので不思議の国のアリスの話と絡めた話が書きたいなぁ、とりあえず主人公のアリスが不思議の国のアリスのアリスと同じ体験をしながら話を進めていこう。みたいな感じで途中までは話の流れを決め、勢いのままに書き始めたのが最初です。

終盤、主人公のアリスはこの世界に残るか残らないのか選択を迫られるシーンがあるのですが、実はそこでアリスがどちらを選ぶのか決めていませんでした。
選択を迫られるシーンが近づけば近づくほどどちらを選ぶのか、とても悩みました。
そして白ウサギの世界は選ばず元の世界に帰る話を考えたり、元の世界に帰ることを選んだが帰らせてもらえず白ウサギの世界に閉じ込められる話を考えたり、とどちからと言えば帰る選択をしてそのあとどうなったかを考えていました。

ですが、どれもピンと来ず悩み続け、帰らない選択を選び、物語を考えた、ということがありました。
ラストに向けて私の頭の中でとにかく紆余曲折あった作品でした。

そんなラストにしたからこそ白ウサギめっちゃ病んでるやーんてなってしまいました。
ハッピーエンドなのこれ?と思われた方もいるのではないのでしょうか。

作者的にはメリーバッドエンド寄りのハッピーエンドのつもりです。結局どっちだよ、て話ですね。


さてそれではあとがきはこの辺にして。
最後にもう一度、こちらの作品最後までお読みいただきありがとうございました。
またこんな作者のだらだら語るだけのあとがきまでお付き合いいただきありがとうございました。

感想などいただけますと今後の励みになります。そして作者が大喜びします。




2020.11.19 朝比奈