ドンッ



「痛っ」


みるみる体が残念ながら大きくなってしまい、私は天井に勢いよく頭をぶつけてしまっていた。


どうやら食べるものを間違えてしまったみたいだ。


だが、しかしこれでわかったことがある。


小さくなるにはもう1つのEATME、小瓶の液体を飲めばいいと。


体が大きくなったことにより、先程よりも何倍も小さく見える机からさらに小さな小瓶を指先で摘む。



そしてその液体を一気に飲み干した。



シューッ



謎の音を立ててみるみる私の体が今度は期待通り小さくなっていく。



大きすぎるサイズから元のサイズへ、更にはその先、扉をくぐれるほどの手のひらサイズへどんどん大きさが変わっていく。


もちろん、私のサイズに合わせて部屋のサイズ感も私から見れば大きく変わっていった。


サイズが違うとこんなにも同じものでも見え方が全然変わっていくんだなぁ。