王子からの溺愛は逃げられない!?

じりじりと近寄ってくる二人組に、あたしはちょっとずつ後ずさる。

「ね?いいじゃん♪俺達とお友達になろうよ!」

男性一人があたしの腕を掴む。

「いやっ...やめてください!!」

やだっ...触らないで...

怖くなりギュッと目を瞑る。その瞬間、後ろから暖かい温もりを感じた。

同時に、腕の感触がなくなる。

「こんなときにナンパですか?嫌がってますけど...」

え...なに?誰...?

驚いて後ろに目を向ける。見ると、驚きで言葉を失った。

すっ...すごいかっこいい!イケメンだ...!!

あたしを引き寄せ、男性の腕を掴んでいる。

「はぁ?なんだよお前。お前には関係ないだろ!?手、離せよ!」