いつからだろう………。

自分の体が、自分のモノじゃないと気づき始めたのはーーー。

昨日の記憶さえ、思い出せないーー。
毎日の大切な"記憶"ーー。

頭の中から声がする。
あの感じは………抜けないし怖い。

だけどーーーー


「深華、おいでっ」


私の大好きな人の声で、目覚めるの。


君が、誰か知ってるよ。

だって、ずっと好きだった。

「優………好き」

君の名を、呼べば満たされる心。

私は、人格ーーー。

だけど確かな恋でした。