幸せな気持ちでまどろんでいた。
でも今日は平日。
聞き慣れない音で終わりの時間を告げられた。

バスタオルを渡された。

「先にシャワー使って。コーヒーいれる。ゆっくりでいいから。」

そう言ってバスタオルを腰に巻く後ろを通り、素早く下着を拾いバスルームに行った。

シャワーを浴びて顔も洗い。化粧をしながら髪を乾かす。
短くして良かった。
ササっと半分くらい乾かして交代しよう。

「ごめんね。どうぞ。」

そう言って入ってもらった。

残りのメイクをしながら、寝室を借りて着替える。

ソファで大人しく待ってるとすぐに出てきた。

「いつも朝シャワー浴びるの?」

「譲が泊まった時だけ。」

笑われた。
大好きなその笑顔から視線をそらした。

パンをトースターにいれて、先にコーヒーカップを渡された。

寝室に入り窓が開く音がする。
端の部屋だから、大丈夫よね。
朝から・・・・・ちょっとバタバタしました。