――桐島くん。



「改めて返事をするって言われたのはいつの話?」

「うーん。2週間ぐらい前かな。だから本当にショックでさ。アヤと付き合ってたこと」

たしかにアヤとは1か月前から付き合っているわけだから、計算しなくても期間は被ってしまっている。


「でも今考えるとアヤのことも含めて整理するって意味だったのかなって」

「……?」

「だってアヤって束縛すごいじゃん?元カレにもそれが重すぎて振られたみたいだし。だからきっと桐島くんも同じことで悩んでたんじゃないかって」

セイコは再び、髪の毛をくるくると指先で巻きはじめた。
 

「アヤとのことを整理する前にこんなことになっちゃったけど、桐島くんが無事に戻ってきたら絶対に私と付き合ってくれるはずなんだ。だからこうして私だけに心配するなって連絡くれたんだろうし」

最後にセイコはこのことはメイコにしか言ってないから絶対に内緒ね、と笑った。


セイコはそのあとも桐島くんとのラブラブなやり取りを見せてくれて、その顔は今までに見たことがないくらい幸せそうだった。