苦しみの中で芽生えた友情

「また来てる…」ヒソヒソ

「ちょっと、からかってあげない?」(ニヤッ)

二人の女子…どちらかの足が私を引っかけた。
私はその足に気づかず、転けてしまった。
鞄の中のモノは床に散乱した。

「痛った……」

床で膝が擦れて、その膝からは血が出ていた。
風が当たる度にヒリヒリして痛かった。

「何、転けてんの?ダッサ~!」クスクス

「やだ…恥ずかしぃ~」クスクス

同じクラスの…矢田さんと松原さんだった。

ダサいコトも……恥ずかしいコトも分かってる。
全部、こうなるコトは分かってた。
私を見かけてイジメない子なんて居ないもん。
でも…私はその人達に勝てない。
私は床に散乱したモノに手を伸ばそうとした。

グシャッ

松原さんが私のノートを足で踏みつけた。

「ごっめ~ん」クスクス

「汚い…『ゴミ』」クスクス

今度は矢田さんが発言した。
『汚いゴミ』…。
私はこの言葉に怒りを覚えてる…。