きみにもう一度とどけたい、この声を


バカ、私、何考えてるの? そんなわけない、大丈夫、大丈夫だから!
こんなことで、こんなとこで倒れでもしたら、皆が変に思うじゃない! ダメ! 息をして、ちゃんとゆっくり、鼻から深く吸って、緊張した時と同じだよ!
そう……できる、できるよ、大丈夫。

なんとか気を落ち着かせてから、まだがやがやと騒がしい教室を出る。
トイレに寄って手を冷たい水に当てたら、まだ少し荒かった息も整ってきた。
その後はもう、生徒とか周りの景色を見ないようにして、学校を後にした。