きみにもう一度とどけたい、この声を


紙コップを取り出すとき、かがんだ拍子に前髪がはらりと流れ落ちた。

それを耳にかけなおす繊細な指の動きが大人っぽい。

ひとつひとつの動きの全部から目が離せなくて、一瞬を切り取るみたいに、私のまぶたがシャッターになってた。