きみにもう一度とどけたい、この声を



「こっちを買おうと思ったんだよね」

その人は私をテーブルに案内してから自販機に戻ってスポーツドリンクのボタンを押した。

「ああ、レスカ、隣だったんですね」
「そうそう。青と黄色で全然ラベル違うのにやっちゃった」
「ぷっ」

小さく舌を出して笑う顔は綺麗というより可愛い、だった。
つられて私も思わず笑ってしまうくらい、無邪気な笑みで。