「姉貴…」
でかいたんこぶをさすりながら言った颯に苦笑いを向ける。
「ごめんごめん!やりすぎた」
プッチーンと切れた私は、あれから颯並みに暴れて颯の頭にげんこつを落としたのだった。
そして今は颯と2人で歩いて家に帰ってる途中。
横で歩いてる颯は拗ねたように私を睨んでいる。
「…でも颯が発端でしょ」
あの“ひでーやつ”とか“クソババア”とか…、特に“胸なし”がなかったらこんなに私は怒ってませんから。
胸がないってワードは私にとって禁句だからね?
…あるから、Cくらいは!
多分!!
「そういえば、たーくん久しぶりに会ったな〜」
さらに大人っぽくなってて私、びっくりしたよ。

