えぇ?
なに??
なんか変なこと言っちゃった??
本日2回目の不自然な静寂により、戸惑いを隠せない。
「おーい?」
とりあえず、爽やかヤンキーくんに声をかける。
すると、わかりやすいほどビクッとして、
「きっ、気にしないでください!」
と、言ったのを見て颯がチッと舌打ちをした。
なんだこの慌てっぷりは。
「颯から聞いてた私の話ってなーに?」
嫌な予感がしてヤンキーたちをギロリと睨む。
ヒィィッ!!と身を縮ませたヤンキーたちと、華の女子大生は今、普段と立場が逆になっている。
唯一怯えてないのは、たーくんぐらい。
颯はわざとらしく私から目をそらして口笛を吹いている。
嘘下手か!
隠せてないのにもほどがある。

