「あー…言ってたね。」
あははと笑いながら言った私にジト目の颯。
颯と私の会話しか聞こえない空き教室はシーンと静まり返っていた…が、
「ぶっ、あっはははは!!」
一瞬で爆笑の渦に飲み込まれていた。
ヤンキーくんたちが目に涙をためてまで笑ってて、少したじろぐ。
な、なに!?
腹を抱えて床で笑い転げてるやつもいるし…。
この状況が全然わからないのは私だけだったようで颯は不敵に笑ってて、たーくんは私を見て微笑んでいた。
「なに!?どうしたんだ君ら!」
私が問いかけたら笑いながらヤンキーくんたちが口々に言った。
「いやっ…くくくっ、!……っぷ」
「お姉さんがっ…あははっ!」
「ぶはっ!くくっ!!」
…いやね?なんか言おうとしてくれてるのはわかるんだよ…でも…、
「笑いすぎじゃない?」
本当になにが面白いんだこいつらは。

