瞼ごしにうっすら光が見えて、ゆっくり目を開ける。




「はぁ…嫌な夢見たな」




中学時代の莉斗が夢に出てきて………あーもう!あいつと再会したせいで、こんな夢まで見てしまったじゃないか!!



覚えてない系の夢ならよかったのに……鮮明にさっきの夢は覚えてるのが…、めっっっちゃ!嫌だ!!






「…はぁ」



最近ため息ばかりはいてる気がする。




「用意するか」



今日は講義が午前と午後、つまり1日ある。





私は1日大学があるということより、また莉斗に会うかもしれない大学に行くのが憂鬱。





まぁ、私が神様に嫌われてない限りそうそう会わないよね。






そう思うことにした私はゆっくりと大学に行く準備しだした。