ありがたやありがたや

いくらあたしが165cmの身長で女子の中では高いからと言って、リーナの浮遊には負ける

いいなあ・・・・・・あたしは呪文唱えなきゃダメだからめんどくさくて

っと、話がズレたズレた

早速質問しますかね

「今、零と呪いの話題で盛り上がっててさー。まさか、美愛って呪いとかかかってないよね?」

「美愛が?かかってないわよ?」

急にどうしたの、みたいな顔であたしを見るけど、それはスルーして次

「まあそりゃ簡単にかかるわけないよね・・・・・・あ、それじゃあ病気とかは?ほら、呪いって病気の症状に似てるっていうじゃん?」

「持病も抱えてないわ。全くの健康よ。それがどうかしたの?」

「ううん、健康でなによりだね」

「・・・・・・?」

「あ、リーナも大丈夫?」

「私は精霊だから大丈夫よ。でも・・・・・・千聖が呪いに興味を持つなんて不思議なこともあるのね。天地がひっくり返るわ」

「ちょ、それ酷くない?!」

「あら、真実を言っただけよ。今のうちにこの世界から逃げる準備をしておくのね」

「起きないって!起きるはずないでしょー」

「ふふ、冗談よ」

むむぅ・・・・・・からかわれたけど、情報としてはさして問題ない、かな

でも、そうなるとおかしい

あれが呪いや病気が原因の発作ではないとしたら・・・・・・一体何?

「あ、それじゃああたしはこの辺で失礼しまーす」

「ええ、それじゃあまた後で」

最後に魔法を解除し、その場を去った














美愛・・・・・・貴女一体何者なの?













〜千聖 side end〜