「要するに、美愛はなにか持病かなにか・・・・・・あるいは呪いか、なにか持ってんのかって言いたいのか?」

「そそ。察しいいね」

「誰でも思うだろ。で、リーナはなにか事情を知っているっつーことだな」

「多分ね。何かしらは知っていると思うよ」

「美愛本人に聞く訳にはいかねえな・・・・・・隠してるわけだから」

「リーナに一度聞いてみようかなって思ってるんだよね。医学書とか呪術書とかも見たけど、種類が多すぎてさ・・・・・・」

「お前にしてはやった方だろ」

「あ、それ褒めてる?」

「褒めてねぇよ」

談笑を交えつつ、とりあえず今後の計画を立てる

「後でリーナに会ったら聞いてみる。あ、春と翔太には話さないで」

「分かってる。わざわざこのことを言いふらしたって意味ねぇもんな」

「・・・・・・察し、よすぎ」

「お前の脳がちっせえだけだ。俺は戻るから、お前も戻れ」

「はいはーい」

ここであたしと零は別れた















このことが


あたしたちと美愛を引き離すことになるなんて


思いもしなかったんだ


あのことを、まだ美愛やリーナは許してくれる・・・・・・?