未だに放心状態の零を見て、クスリと笑うリーナ

千聖も春も翔太も、励ますように零を囲んでいた

「教えてあげないの?」

「教えるかよ・・・・・・今まで散々言われてきたんだからな」

「今までって・・・・・・昨日会ったばかりでしょう。そこまで恨んでるの?」

「まあ、普通ならそこまで恨まねぇけど。あたしの場合は、もう一つ目的があるからな」

ニヤリと口角を上げるあたしを、リーナは水色の瞳で見つめた

だって

零が呆然としてるの、おもしれえじゃん