みんなに繋ぐ、全ての想いをここに

憚ることなく笑い続ける

は・・・・・・なにいってんだ

いくらあたしの祖母にあたる存在だからって・・・・・・

「お母様から引き継いだこの力を・・・・・・侮辱すんな」

「?」

冷たい口調で発せられたあたしの言葉に、面白くなさそうな目線を向けたアイラ

「あーあ、つまんないのっ。あたしに向かって何様のつもり?この地位が欲しいなら譲らないよ?」

「地位なんてどうでもいい・・・・・・精霊が操れるとか、どうでもいい」

あたしは、ただ

魔法界を、天界を、神界を、

あたしに触れてくれた全ての人を・・・・・・助けたいだけだ

だからあたしは、やらなくちゃいけねぇ

こんなとこでへばってる訳にはいかねーんだっつーの

「待ってろよアイラ・・・・・・お前が笑えなくなるようにしてやるよ」

「ちょ、敬語使ってよー」

「お前なんかに敬語使えだと?死んでも嫌だよ」

「・・・・・口の利き方に気をつけたらどう?」

「お気遣いどうも」

「・・・・・・っ」

あたしの態度の変貌ぶりに困惑している様子

ただ、啖呵は切ったものの・・・・・・あの力量差だ

勝算は少ない

でも

「たった1%の可能性だとしても・・・・・・それに食らいつく」

お母様が教えてくれた、言葉

それを今、実現してみせる