みんなに繋ぐ、全ての想いをここに

「ふふー・・・・・・ミィザーは元々、この世の平等さを保つために創られたんだよねー。そしたら暴走しちゃって、たくさんの精霊を巻き込んで繁殖しちゃったのよ」

「それが、一体何に繋がると?今には関係ないはずでは?」

「大アリだよ〜。1番初めに創られたミィザーは、神の力をちょっとだけ持ってたんだー。だから、そのミィザーは魔力は自由に操れたわけ」

「おい、待てよ・・・・・・そうなると」

「あははっ、気づいたー?魔力の濃度変えるなんて私には容易なの。それがかつてミィザーを創り出した神の魔力の波長に合わせたら・・・・・・すごいことになるね?」

アイラの言っていることを理解した

こいつは、今は神だ

神になったということは、それなりに魔力の波長が普通の神に似ていたということ

そうでなければ、神力として認められない

神力がなければ、神としてやっていけないのだ

そして、世界の万物を司る神の魔力は凄まじい

その魔力を有する精霊────すなわち最初のミィザーが作り出した存在であるミィザーが、自分が持つ神の魔力と、他の神が持つ魔力の波長が同調すると

「魔力は強力になり、お互いの魔力を操れる・・・・・・」

「だいせ〜かいっ!でも、気づくのが遅かったかなー」

最悪の答えに、たどり着いた

まずい、それなら、今頃リーナは・・・・・・

瘴気────つまり、ミィザーとアイラの同調魔力に侵食されたはずだ