頼りがいのある四大天使と頷き合う

そして、四人はそれぞれ翼を広げ、魔法陣のある方へと向かった

「あたしたちは行くぞ」

「うんっ」

「はーい」

「いよいよか・・・・・・」

「おう」

「私ももちろん行くわよ、美杏」

「ああ、わかってる」

千聖、春、翔太、零、そしてリーナがあたしの言葉に答える

いよいよだ

神精魔法大戦以来の、大戦の開幕

相手は神

こっちは、頼れる4人の魔法使い─────いや、魔導師と

長い付き合いで、気心の知れた大切な精霊

そして、あたし

勝てる、いや

ぜってー、勝つ

「いくぞ・・・・・・」

あたしは一度、息を吐ききり

そして、静かに吸い込む

魔法界の空気は・・・・・・もう一度、吸えるだろうか

そんな考えが頭の片隅をよぎる中、唱える














「万物の象徴よ、四の元素の下、降臨せよ。神界へと続きし金色の扉よ、顕現し、我が願う者へ合わすべくして開け!」













強い光が辺りに溢れ、飲み込む



そして、目の前に現れた金色の扉が開き、あたしたちを迎え─────






















神界へと、誘った