まあ、バレたら少しまずいかなとは思ったが

って、そりゃどうでもいい

「今の状況を、教えてくれるか」

「そういうと、思いました。今の天界と精霊界は、ちょっとした、混乱に陥っている、みたいです。でも、リーナが頑張ってる、みたいで、さほど影響はないかと、思われますが」

「ああ・・・・・・そうか。ありがと」

「いえ、このくらいは、当然です」

「ま、お前ならそう言うだろうな」

ウリエルが静かに頷く

「えーと・・・・・・それで美杏。説明、しないの?」

「・・・・・・あ」

忘れてた

このあたしたちの真下にいる、生徒達のこと

さっと下を見下ろせば、ぽかーんとした顔の女子生徒と、慌てて顔を背ける男子生徒にわかれた

・・・・・・なにがあった?

「あのー・・・・・・美杏サン」

あたしが驚いていると、いつの間にやら春が生徒達の中に紛れていた

他の生徒は10人くらいいるから、わかりにくかったが

「春・・・・・・?どうした」

「たーいへん、言い難いんですがー・・・・・・下から下着、見えてます」

「??!!」

声にならない悲鳴をあげた

そして、春の声に反射的にウリエルとガブリエルもさっと降りた

な・・・・・・な

「なんだと?!」

「だ、だから早く降りてきなって!スカートから・・・・・・その、見えてるの」

私服のスカートから中が見えてたらしい

あたしは慌てて地上におりた

・・・・・・穴があったら入りたい