で、それを前に、1人の使用人に伝えたら、「そんな恐れ多い!」とかなんとか言って拒否

困ったもんだよ・・・・・・はぁ

重いため息をついた

だから、ちょっとリフレッシュしていくくらい・・・・・・いいよな?





ガラガラっ

勢いよく、一年一組の扉を開けた

すぐに注目を浴びる

やっぱり、制服の中の私服は目立つな

そんなこと思っていると

「あっ、来たきた!ちっさとー」

教室の戸棚の辺りに、ぶんぶん手を振り回り、アピールをする女の子を見つけた

「春!」

あたしの後ろにいた千聖は、横をすり抜けて春とやらと抱きつく

「会えたー」

「同じクラスだー」

手を取り合って、きゃらきゃら笑う2人

えーっと・・・・・・

割り込めん

「美杏、出遅れちゃってるわね」

くすくすと笑いながら、リーナが小突く

「うるせぇな。余計なお世話」

そっぽを向いて、あたしはヅカヅカと2人に歩みよった

「はっ、美愛のこと忘れてた」

「おい・・・・・・」

酷くねーか?つーか、それ本人に言うか?