「じゃ、それでいいな。明日はよろしく」

「おーっ!」

歩美との作戦会議を終え、美愛こと本名美杏のあたしは、合宿場へ帰った

途中でリーナと春と合流し、そして千聖と合流

なんかリーナが千聖のこと、変な目で見てんのは気のせいか?

ま、別にいいけど

そして手を洗い、服を着替え、夕食を食べ、入浴し・・・・・・などなど、色々として就寝

今日はやけに魔力使ったな・・・・・・寝て回復させねぇと

そう思い、ベッドに横になった時

かちゃりと、ドアが開いた

「ん・・・・・・?」

「美杏」

あたしのことを美杏と呼ぶ───それはリーナしかいない

リーナか

でもなんで、こっそりと話すように声ちぃせえんだ?

「美杏、ちょっといいかしら」

「んだよ、急に」

「別に大したことは無いの。でも、一応伝えておこうと思ってね」

大したことじゃないけど、伝えておきたいこと?

なんか微妙だな・・・・・・まあいいけど

「で?なんだ?」

後ろ手でドアを閉めながら部屋に入るリーナを横目に、あたしはベッドから起き上がり、腰掛けた

ベッドサイドに置いてある机の上のランプをつけ、明かりをともした

リーナがすっと飛んできて、あたしの横につける

「で?どうしたんだ?」

「今日、美杏が回復して作戦会議をしに向こうに行ったでしょう?その時丁度、千聖が私のところに来たのよ」

「千聖が?」

それ、別に変じゃねえよな?

仲のいいやつが近くに来て何が変なんだ?