終わる直前 君に恋する

例え…私が、蘇らせる夢を見れたとしても……
1つ何かを犠牲にしないといけなくなる。
夢を選べば…射紅斗は私を忘れてしまうかもしれない…
でも…射紅斗を選べば…お母さんも…他の人も戻ってくる

私は決めれなかった。

「俺が力を貸してやる!」
「そんなこと…したら!…」
「俺よりも、家族を優先しろ!」

今まで優しかった射紅斗は……まるで…私を焦らすように
言った。
選択させてくれない…。
選んでくれと言われたとしても…多分…絶対無理。
どちらも犠牲に出来ないから。

「無理…だよ……無理だよー!」
「迷うコトじゃないはずだ!母さんが戻って来てほしく
 ねぇのかよ!」
「戻って来てほしいよ!でも…射紅斗の事も大事だか  ら!」

涙目になりながらも言った言葉。
何の説得力もない。
ただ…私のわがままでしかない言葉。