終わる直前 君に恋する

夜中……母が仕事から帰ってきた。
とても酔っていた。

またか……。

私はそう思った。

大体母が受け持っている仕事は……

『男との付合い』
『酒飲み』
『バー』

この3つだ。
もう年なんだし…自分の体にも気遣ってほしいものだ。
こういう仕事を簡単に言えば……『インラン』と言うの
だろうか?
誰にも知られたくない仕事だ。
前にも言ったけど…女手一つで私を育ててくれたから…
何も言えないけど。
この仕事が母にとって楽しい……

楽しくはないか…。
むしろ…この仕事を楽しいと思ってしまったら…重病か

私は一人で疑問を抱き、一人で納得していた。

まぁ…楽しくはないだろうけど…仕方ないよね。
私はそう思った。

母は椅子に座り、机に伏せて寝てしまっていた。
そんな母の姿を見て、私は一人で『ごめんね』そう思った。
自分の部屋から1枚羽織るモノを持ってきて、母に
かけた。

「お母さん……有難うね」

そう一言言って私も寝るコトにした。