終わる直前 君に恋する

今日は、学校の創立記念日の為お休み。
窓を開け外を覗くと、とても天気が良い。
太陽がサンサンと照っている。
お散歩日よりの暖かさだった。

私は、眠い目をこすりながら1階に降りた。
リビングの扉を開けようと、手をかけようとしたその時
部屋の中から声がした。

お母さんと……男性?の話し声だった。

私はソッと扉を少し、開けた。
そこに居たのは、お母さんと…見知らぬ男性だった。
私はコッソリと聞くことにした。

「どうして、今日来ようと思ったの?
 自らの子供を捨てたくせに!」

母は、あの見知らぬ男性に少し怒っていた。
『自らの子供を捨てた…』?

それは…私のコト?

私の…父親…?

でも、母は私に…こう教えてくれた。
『星光輝が小学1年生の頃に父は死んだ』…と。


「教えようと思ったんだ。
 星光輝が交通事故に合った時のコト。
 『記憶障害』だったんだよ。」
「記憶…障害?」
「その日あったコト等を忘れてしまう障害があるそうだ
 でも、何日か経てば…記憶は戻ってくるらしい…。」


そう…私は幼い頃に交通事故に合った。
頭の衝撃が大きく、その障害が残ってしまった…らしい
いまだにその頃とその時の記憶が朦朧としている。