「じゃあ、三人で佐藤さんと友達になるか!」 ニカッと笑う颯太。 俺と優乃はその言葉に大きく頷いた。 * それからしばらくして、颯太が佐藤と友達になったと知らされた。 佐藤の過去も、本当は話してはいけないような内容だったけど、大事なことだからと颯太は俺たちに話した。 当然のことながら、そんなことを聞いても俺と優乃の決意は変わらなかった。 ──佐藤と友達になる。 それがこのときの俺たちの目標だった。 ──── ──