欲望は自分自身を狂わせる

「本当にありがとうね…?麗華…ちゃん……
 貴女のお陰で沢山……手に入ったわ……」ニヤッ

そのノートに書かれていたのは……私が選んだ人や……
他の名前がいっぱい書かれていた。

「それ……」
「貴女が慾望に負けてくれたお陰で……こっちの世界で
 生きてく為のエネルギーが手に入ったわ……」
「は…はぁ…?意味分かんない……。
 そうやって私で遊ぶの止めてくんない?
 全然怖くないし……。」
「私は…貴女を怖がらせようとしてるんじゃないわ?
 魔法で人を消すっていうのが、どういうコトか……
 教えてあげようと思っただけよ?」


私はもう言葉すら出てこなくなった。
足を…思い通りに動かせなくなって……。
抵抗する力も、もう自分には無くて……。
闇に飲まれて行く私…。
もう……誰も助けてくれない……。