欲望は自分自身を狂わせる

「でも…どうして、私が不幸にならないといけない
 わけ!?」
「貴女が慾望に負け……罪の無い人達を消したからよ?
 自分が輝く為…だけにね」
「………。」
「異世界に連れて行かれた人達の分の…一生の不幸を、
 背負うコトになるわね……」
「そんな……」


私はその場に座り込んだ。
もう…人生が終わったとでも、言うように…。
うんん……私の人生は、あのノートに頼った時に終わっていたのかもしれない。

自分の人生を…自分でじゃ、決めれなかった。
一度でいいから…輝くモノを手にして…良い気分になりたかった。
でも……その一度が、私を狂わせて…こうなった…。