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19時。

俺は仕事を終え、のどかを助手席に乗せて、帰路に着く。

「修ちゃん、晩ご飯どうする?」

「のどかは?」

「このまま真っ直ぐ帰るなら、簡単に野菜炒め
とかで終わらせようと思うんだけど、
修ちゃんも食べる?」

「食べる!」

「了解!」


今日ものどかの手料理。

くくっ
顔がにやけそうになる。

あの、絶対に手に入れてはいけないと15年も前に諦めたのどかが、今は俺のものなんだ。

人生、捨てたもんじゃないよな。


程なく、家に着き、玄関で俺たちは、着替えのため、それぞれの部屋へ向かった。