朝食を終え、長い長い廊下をひたすら歩く。

王宮の南に近づくにつれ、周りの人が増えてきた。

道行く人はみんな私を冷たい目で一瞥する。

いつも通りの不気味な容姿と、王女とは思えない動きやすさ重視の服装
誰もが冷めた目で見るのは納得がいく。

しかし、その多くの視線を全て無視してひたすら歩く。



ガチャッ

目的の部屋に着き、ドアを開ける。

そこは現在空き部屋で誰もいない

その部屋の窓を開けてバルコニーから隣の部屋へと移る。